冷え性

冷え性の原因

・自律神経の乱れ

・ホルモンバランスの乱れ

・筋肉量の低下

・血管の弾力性低下

などが考えられます。

・自律神経の乱れ

自律神経は交感神経と副交感神経の二つに分ける事ができます。ストレスを受けると

体をONにする交感神経が優位になり、血管が収縮します。その事により手や足といった

末端部分が冷える事があります。

・ホルモンバランスの乱れ

体温を調整しているホルモンなどの異常などでも冷え症が起きる場合があります。特に女性では生理周期でホルモン分泌が乱れやすくなるため冷えが起きやすいです。

・筋肉量の低下

筋肉が使われるときにはエネルギーが必要になります。そのエネルギーが消費されるときに熱が発生して体温が上がります。筋肉量が落ちればその分、熱を産生する事ができなくなるため体温が低下します。因みに体温が1℃下がると免疫力が30％落ちるともいわれています。

・血管の弾力性

血管はゴムチューブのように弾力性のある組織です。弾力性がある事で心臓から押し出された血液を全身くまなく行きわたらせる事ができます。弾力性が無くなると血液が

体の末端まで届かなくなってしまうため冷えを感じやすくなってしまいます。

・カイロプラクティック

カイロプラクティックの施術では背骨を重要視します。背骨の中には神経が通っています。

神経は血管の伸縮運動をコントロールする働きがあり背骨が歪むことで神経の機能が低下し血管の運動が無制御になってしまいます。背骨を整える事で神経、血管が正しく働く

状態をつくり冷えに対してアプローチをします。

・鍼灸

鍼灸施術では内臓の機能を上げる事により冷えに対してアプローチをします。

鍼灸施術の効果の一つとして体性内臓反射というものがあります。これは体表に鍼やお灸の刺激を与えると脊髄を介して内臓に影響を及ぼすというものです。

人間の体は生命維持に関わる内臓を優先的に守ろうとするため内臓に不調があると

手や足は後回しになり冷えを感じやすくなってしまいます。

・加圧トレーニング

加圧トレーニングでは上腕、大腿の付け根にベルトを巻き適正な圧を加え、血管に適度な負荷を与えます。この事で血流が制限されます。その状態で運動を行い、ベルトを外すと

血液が一気に流れだし血管の弾力性が増していきます。弾力性が増すことにより体の隅々まで血液が行くようになり冷えの改善に良い効果があります。